蝋梅六華

抜粋集

好きな作品から好きな箇所を引用して画像化しました。ついでにコメントもつけました。

藤森成吉『渡辺崋山』

藤森成吉『渡辺崋山』のここが忘れられない1

藤森成吉『渡辺崋山』のここが忘れられない2

いや仲良しすぎる。崋山さんの奥さんの前で何やっとるんだ。抜粋が難しくて諦めた箇所に最萌トーナメント優勝候補があるのが本当に惜しい。
「いつ僕の殿様になったね?」「今!」も友達すぎてすごいけど二枚目すごすぎないですか? こんな褒めてくれることあるんだ。「自分にとってもの何よりの光」って。まあこの本の崋山さんと長英さんは二人で海外に渡ろうとしてるから……(サビなので百回ぐらい言ってる)
他にも名場面が山ほどあるので少しずつ追加していきたいです。この本の三英さんはいいぞ……

真山青果『玄朴と長英』

真山青果『玄朴と長英』のここが忘れられない1

真山青果『玄朴と長英』のここが忘れられない2

真山青果『玄朴と長英』のここが忘れられない3

真山青果『玄朴と長英』のここが忘れられない4

※一部原文通りでない表記があります
読んでほしい箇所が多すぎてみちみちになっちゃった。
とにかく斬新な解釈に初めて読んだ時は打ちのめされました。キャラクターとしてとても魅力的だと思います。
長英さんに人生を狂わされた崋山さん、狂わせた自覚があるから怖くてたまらない長英さん、エモい。一枚目最後、崋山さんが自分の元から離れていってしまうのが寂しい長英さんめちゃくちゃ良くないですか?
玄朴さんの分析する独特でエモーショナルな崋山さん像について多めに抜粋しましたが、長英さんのことを「何事も普通じゃつまらない、大掛かりな劇を仕掛けたいと思ってしまう、悪い悪戯心のようなものが昔から宿っている」と分析する場面や、長英さんに対して「君の笛は恐ろしい。今までずいぶんな数の人を躍らせてきた。僕は必死に踊らされまいとしているから君に向き合えるのだ」といったことを語る場面もすごく面白いです。
あと三枚目の画像のシーボルト先生もいいよね。