No.37, No.36, No.35, No.34, No.33, No.32, No.317件]

プチ更新です。
質問回答コーナーに「歴史創作主さんに33の質問」を追加しました。
先にSNSに上げていたものですが、Q.13にほんのちょっとだけ加筆しています。

あと「二次創作を楽しむ人に24+αの質問」の02にも一行追記しました。言葉の意味を取り違えていたことに気付いたので……。

更新

こないだ上げた歴史創作をちょろっと加筆修正しました。更新というには及ばない程度。
そうだべったープラスもあるんだった、と思い出したのでさっき直してきました。あちこちに投稿してるとこれだから。

ちょっと後書き的なものを語りたくなりましたが、ここに来てくれてる方が果たしてどれほど歴創にご興味あるのか……なので隠しときます。クソ長いし。
父親&師匠コンプレックスに苛まれる幼き日の小華くんいいよね〜〜という話です。
13歳で江戸に出てきて偉すぎる、と思うけど全部周りの大人たちが決めていったことで逆らう余地なんてなかったんだろうな……みたいな。時代が時代なのもあるし、自分には渡辺崋山の絵の後継者になる「義務」が有無を言わせず課せられていることを意識させられていただろうなって。
江戸に出る時崋山さんの弟子二人が迎えに来てくれて椿山さんの塾で教育受けて育てられるってすごく大切にされているけど、こんな待遇されたら周り全員が渡辺崋山の後継者に育て上げようと必死なのを否が応でも感じるよね。
お兄ちゃんは家の跡継ぎで、自分は画門の跡継ぎで。それはもう決定事項。まあ後々家も継ぐことになるんですが。
そんなプレッシャーかけられた立場で下からの突き上げもあったらそりゃ拗らせるでしょ。小華くんのWikipediaに載ってるエピソード、どこ出典なのかまだ見つけられてない(史料漁りサボってるから)けどそんな漫画みたいな……!!!って感じで大好きなので絶対創作に取り入れたかった。
その結果があれです。野口幽谷くんはさっぱりした人なのでいつでも善意100%。兄弟子をdisったつもりは毛頭なかった。
あとあれ、椿山さんに自分のこと一人の人間として見てほしいって思っててほしいし、椿山さんも崋山さん大好きすぎてちょっと他のものが目に入らなくなってるといいなと思う。これは完全に趣味。

マジでどうでもいい裏話になるけど、最初書こうとしてたのは諧くん(小華)と立くんが兄弟喧嘩して椿山さんのとりなしで何年も経ってから仲直りする……お父さんもきっと空から見てるよ……という話でした。
夏祭りネタが書きたくて、何がいいかな〜ってAIに聞いたら金魚釣りどうすかって言ってくるからそれでいこうとしたら江戸時代に今の屋台みたいな金魚釣りの形態は無かったらしくて考えてた筋が没になり、でも金魚が頭から離れなくて、気付いたら路線を大幅に変更してああなっていました。
兄弟の話もいつか書きたいです。純粋な仲良しこよしであってほしい。そして早すぎる別れに泣きたい。
おわり。畳む


風雲児二次創作で書けない人を書きたくて、歴創ではつい渡辺崋山の輪郭を埋めるような話ばかり書いています。そろそろ本人も登場させたいな。二次創作との微妙な人物像解釈の違いを書けるか自信がないですが……。
昔ネタをお借りしてがっつり崋山さんが出てくる話を書いたけど消しちゃった……。確実に他人様の目に入るものだから!というのと長めの話だったので良い修行になりました。その節はありがとうございました(届かない声)

歴創フィーバーが来ているというのは前回も書いた通りですが、も一つ昔から書きたかった話があって、今せっせと捏ねているところです。今のところ比較的崋山さん登場しそう。
それが済んだら風雲児も久しぶりに更新したいところ。散らかりまくってるネタを練り上げる必要もあるけど、一つ書きかけがあるのでまずはそいつから……。

ああ〜しかし人生を……人生をやらなければ……。うおお。

雑記

いや~~~~~~バレンタインとなんも関係なくてすみません。
ほんとはもうちょっとあれこれ更新したかったんですが、それはまた次回以降ということで。
ご要望頂いたお気に入りの歴史本リストとかね。鋭意作成中です。


最近歴史創作熱がちょっと来ているので、インプットしたり書いたり消したりしています。いやインプットの結果歴創熱が燃え上がったのかな。どっちでもいいや。
それ以外の時間はSNSを見て、生活して、おわり。
田原行きたいなあ~~~。

あと壁打ち管理メモ用アカウントでもごちゃごちゃ言ってるんですが、
サイトに大きく手を加えようか、加えるとしたらいつにしようかと悩み中です。
時期は別にいつでもいいんですが技術的な問題で(私が無知すぎる関係で)めっちゃめんどくさそうなんですよね。


近況も書いておくか。SNSで実況状態ですが。
ビッグニュースとしては某地方紙で崋山さん主役の連載小説が始まったことが挙げられますかね。
ニュースを知った直後のウキウキや連載開始間もない頃の興奮も落ち着いてきて、そろそろこの作品独自の色を出してほしいな~とか厚かましいことを考えつつ毎日楽しく読んでいます。
とはいえ令和の世に新作渡辺崋山長編小説が爆誕する事実を改めて振り返るとシンプルにめちゃくちゃ嬉しいです。マジで昭和以来の可能性ある。今後どんな人物が出てきてどのように描かれるのかもとっても楽しみ。
あと元ネタになってる辺りの史料をちゃんと読みたい。全集……欲しいな……

風雲児たち以外の作品の話ってしてもいいかな。今更か。
生活はバタバタしていますが他の好きな漫画を読んだり歴史本読んだりしてなんとかやっています。
ダンピアよかった……ダンジョン飯よかった…………
小説の積読がやばい。


めちゃくちゃ話題とっちらかりましたね。
とっちらかりついでにYouTube埋め込みというのを試してみます。
幕末彦根トリオのイメソンです。赤=たか女、白=直弼、紫=主膳の妄想。

追記:試してみたら「他のウェブサイトでの再生は動画の所有者によって無効にされています」と出てきた。YouTubeへのリンクは飛ぶみたいなのでそのままにしておきます。
「桃源郷なんてなかった」という曲です。よかったら聞いてみてね。

そうだイメソンまとめ語りみたいなのもしたいんだった。
SNSで散らかしたきりのSSも引っ張ってこないといけない。危なかった忘れるところだった。
趣味なのでやることいっぱいあっても楽しいです。趣味をやる余裕がないのが問題なんですよね。うん。

雑記

お久しぶりです。
冬休み中にため込んでいたやつを更新しました。

更新内容は全部Othersで、まず歴史創作に1点。
それから質問を二つお借りして回答しました。ありがとうございました!
スマホだと一番下に追加されているはずです。パソコンだと右側。

ついでにぷらいべったープラスの公開範囲を変更しました。
パスワードだけ入れればアカウント持っていない方でもアクセス可能です。
完全に歴史創作のみの出張所になっておりますが、ご興味ありましたら見てやってください。

更新

江川さんと弥九郎先生の話が現パロばっかなのは原作を読み返せていないからです。
読み返せていない理由は崋山さん死亡→長英さん逃亡・死亡をもろにかぶるのがしんどすぎるからです。
いや……申し訳ないとは思っているんですよ…………

なんか風雲児読書会みたいなのないですかね
年末の蘭学革命篇同時視聴会がめっちゃ楽しかったし新しい発見もたくさんあったので ああいう感じなら原作を読み返す勇気も出るかなって
ごちゃごちゃ言ってんと腹くくれ はい

雑記

季節を踏まえたオタク活動が全くできないタイプなんですが、珍しくそれに近いものを書きました。
とはいえどちらも遅刻です。
#小話

・出てこないけど前提が長崋
・家族がめっちゃ出るし喋る

夜明けの国

 渡辺登が襖を引いた途端、まばゆいほどの明るさが押し寄せてきた。
「おはようございます、父上。大福茶が入りましたよ」
「父上ー、お勉強見てください!」
「ちちうえ、お絵かきしようよ」
 盆を掲げた長女の後ろから、本を手に長男が駆け寄ってくる。まだ甘えた盛りの次男が登の膝に取りつく。子らのはしゃいだ様子を、妻のたかが苦笑混じりに諫めた。
「あまり父上を困らせてはいけませんよ。先におばあ様にご挨拶なさい」
「もうしたよ。ちちうえが一番お寝坊なんだ」
 次男がきゃらきゃらと笑った。その頭を優しく撫でてから、座敷の上座に向き直る。
「お正月から騒がしいわね」
 普段は厳格な母が、唇の端に微笑を浮かべている。登は裾をさばいて座り、背筋を伸ばして静かに額ずいた。
「母上、新年おめでとう存じます。今年もどうぞお健やかに」
「ありがとう。お前も重々気を付けるんだよ」
 母が眉根を寄せて、噛み締めるように言った。劣悪な環境の牢に入れられていた影響で、登は昨年長いこと病臥していた。一家が預けられた田原は田舎で、まして蟄居を命ぜられた身では、薬もろくに手に入らない。優れた医者の友人とも別れ別れになってしまった。
「もうすっかり治りましたから。臥せっている間、母上に孝行を尽くせないのが何より無念でございました」
「それなら今年は昨年の分まで頼もうかね」
「はい、喜んで」
 登は嬉しそうに頷いた。その膝元に、家にあるうちで一番欠けの少ない湯呑を長女が置く。登は礼を言って大福茶を取り上げた。
「ねえねえ父上っ、早く早く」
「ぼくが先だよ」
「父上の前で喧嘩しないの!」
「よしよし、みんな順番だからな」
 湯呑を両手で包みながら、大人たちはほのぼのと笑った。

「お疲れ様でございます」
 質素な夕餉を下げた後、たかが部屋に来た。登は絵筆を置いて、布団に横になった。たかが背後から寄り添い、肩や腰を揉んでくれる。
「やれやれ、今日は子どもの相手で終わってしまった。こんな正月は初めてだよ」
 一瞬妻の手が止まったので、登は慌てて言い添えた。
「違うよ、嬉しいんだ。去年までは正月といえば半月ばかりも挨拶回りに明け暮れて、子どもたちの顔を見る暇もなかった。めでたい日をゆっくり過ごせると思えば、この生活も悪くない」
 腕の隙間からちらりと顔を上げて、言い訳がましく登は呟いた。
「本当にそう思っているんだよ」
「承知しております」
 たかは手を休めないまま、ふくふくした頬に寂しげな色を乗せた。
「でもあなたにとっては今も、陽の昇る方角が江戸なのでしょう」
 登がはっと息を呑んだ。泳いだ視線が、覚えず机の上の文箱に向かう。以前、そんな便りを弟子に出したことがあった。
 田原から見れば、江戸は地理的に東にあたる。しかし含意はそれだけではない。大都市の文化を吸収して育ち、自らも発信する者の一端となり、数多くの知識人と交流を持っていた登にとって、僻地での暮らしはどうしても耐え難いものがあった。
「あなただけではありません。あの子たちにとっても、ふるさとは江戸です」
「……そうだな。お前にも、母上にも、慣れぬ土地で苦労をさせた」
「お辛いご心情、お察し致します」
 登は妻の手を止めさせて、ゆっくりと身を起こした。布団の上に座り、たかと向き合う。
「あの事件で、私は友人を喪った。藩預けになったことで多くの親しい人と引き離されてしまったし、進んで離れていった人も少なくない。世間から切り離された私の言葉に耳を傾けてくれる人は、ほとんどいなくなった。私は死んだ者も同然なのかもしれない」
 一呼吸おいて、でもね、と登は語気を強める。
「私ごときがいなくなっても、江戸は死なない。まだあの場所で戦っている人がいる。決して諦めない人が確かにいるんだ」
 決然と顔を上げて、登は縁側の先の深い闇を見つめた。
「だから、伝えなくちゃならないんだ。必ず江戸にも朝は来るから、って」
 たかは夫の横顔を見守った。そのまなざしは、太陽の昇る場所で生きる誰かを見つめている。私は心配いらないよ、と、ひたむきなまでに届けようとしている。
「さて、寝る前にもうひと頑張りしよう。福田くんに送る絵を描かないと」
「お仕事に励まれるのもよろしいですけれど、どうか養生なさってくださいましね」
「そうだな、明日も子どもたちに付き合ってやらなきゃならないからな」
 隣室で眠る我が子たちを思い、夫婦は微笑みを交わした。良い正月になる、という確信が、二人の胸にあった。畳む


もういっちょ。
・現パロ
・江川×弥九郎と長崋

指先だけクリスマス

「なあ、あそこ」
 連れ合いに肘を引かれて、斎藤弥九郎は足を止めた。指さす先を追って、おや、と軽く目を見開く。ごった返す人込みの中に、見知った横顔を認めたのだ。
「声かけるか?」
「野暮だろ」
「だよなあ」
 江川英龍が珍しくにやりとした。知人が見上げているのはライトアップされた大きなクリスマスツリーだ。しかも彼らは二人連れで、コートやブルゾンに包んだ肩を寄せ合っているのだった。
 踵を返そうとした時、視線を感じたのか、ふっと知人が弥九郎たちの方を振り向いた。華やかなるイルミネーションの下、目が合ってしまう。
「あ」
「よう」
 高野長英がすまし顔で手を挙げた。江川と無言で目を見合わせている間に、長英は隣の人物の頬をつついて振り向かせた。弥九郎たちを見つけた渡辺崋山が照れくさそうに微笑む。
 ツリーを眺めていた時よりも少し離れて、長英たちが歩いてくる。弥九郎は荷物を持った手で頬を掻いた。
「メリークリスマス」
「信心深くて結構」
「今夜は冷えますね」
「そうは見えませんけど?」
 からかい含みに応酬して、四人は笑い合った。
「江川さんたちもツリー見に来たんスか?」
「そうとも言うかな。メインの用事は予約してたチキンの受け取り」
「あと鍋の買い出し」
 江川は抱えている紙袋を示し、弥九郎は満載の買い物袋を掲げた。
「この後うち来ますか? 買いすぎちゃって、二人じゃちょっと多いんですよ」
 冷やかしたつもりの弥九郎の言葉を受けて、長英が肩をすくめた。
「いやいやとんでもない……邪魔しちゃ悪いし」
「そうそう、お二人で楽しんでください」
 崋山がくすくす笑いを噛み殺した。それじゃ、と手を振って二人が背を向けた。佇む弥九郎たちの白い息が喧噪に溶けていく。
 遠ざかっていく長英と崋山が、絡めるように手を繋ぐのが見えた。思わず弥九郎たちはお互いの塞がっている両手を見つめた。
「私ら、ああいうのしたことないよな……」
「ないなあ……」
 テンションも恰好も普段通りだ。その普段も、クリスマスを共に過ごす間柄になる前と何ら変わらない。
「こんなんでもやっぱり浮かれてるように見えるのか?」
「さあ?」
 首を傾げてから歩き出す。両手にぶら下げた買い物袋の中身がガサガサと鳴った。
「でも鍋の材料買いすぎたってのは本心」
「同感だ。酒もしこたま買い込んだし」
「今朝ケーキも届いたし」
「どう考えても二人で食べる量じゃないんだよな」
 もしかしてこれを浮かれていると言うのだろうか、と思いつつ黙っておいた。江川も同じことを考えている気がする。
「まあ、こんなもんだろ」
 夜空を仰ぎながら、江川がぼそりと呟いた。食べ物の量の話ではない。世間一般の浮かれ具合の話でもなさそうだ。
「そうだな、来年もこんなもんだろうな」
 自分たちには、このぐらいの距離感がちょうどいいのだ。
「しかし冷えるな。チキンがカイロ代わりになるとはいえ」
「私はカイロ無しだ。早く帰ろうか」
 歩調を早めようとした弥九郎の目の前に、すいと厚い手のひらが差し出される。
「寒いんなら、片手、空けたぞ」
 そっぽを向いたままで江川が言う。荷物は小脇に抱え直されていた。
「何の冗談だ」
「嫌ならいい」
「言ってないだろう、そんなこと」
 ポケットに消えかけた手を掴んだ。照れ隠しが咄嗟に口を突いてしまったことを反省しつつ、それでも甘い言葉はなかなか吐けない。
「たまにはこういうのも悪くないかもな」
「たまにはな」
 重くなった片手の荷物を揺らしながら、聖夜を歩く。街灯が時折スポットライトのように連れの横顔を照らし出す。相変わらず顔の前で白い息がけぶっている。
 家までの道のりがもう少しだけ長くてもいい、と思った。畳む

雑記

あけましておめでとうございます。
新春早々いろいろ起こっていますが私は幸運にも平穏無事に過ごせています。
全ての方が一刻も早く元の日常に戻れますように。

サイトをちょろっとだけ更新しました。
去年最後に更新したSSの後書きを書いてなかったので、冬休みのうちにささっと。
それからindexページにSNSのリンクを増やしました。Privatter+というサービスです。
どう運用するか模索中ですが、このサイトのメイン構成要素からは外れるものを出張所として置いてみようかな、と思っています。
コンテンツを好きな形態で紐づけておけるのはサイト持ちのいい感じなところです。
とりあえずこれ書き終わったら今あるものを放り込んできます。

冬休み中にMemoページに置く程度の小話を書きたいな~

更新